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Posted by チェスト at

2016年04月25日

君主論…現代に通用するかな?

ニコロ・マキャベッリの山荘


昨夜、眠れなかったので、学生時代に原作を全巻読み、アニメも全シリーズ観た、田中芳樹氏の「銀河英雄伝説」というアニメを再度観ました。登場人物に、主人公を補佐(?)する、冷徹なる義眼こと、オーベルシュタインという参謀役がいます。彼はいわゆるマキャベリストですが、それで思い出したので以下の投稿をします。

ニコロ・マキャベッリという人物が15~16世紀のイタリアのフィレンツェにいました。フィレンツェ生まれのフィレンツェ育ちだったそうです。世界史の教科書ではマキャベリズムという名称で知られていますね。現実主義とか、目的のためなら手段を選ばないといったような、あまりいい意味では使われていません。父親は弁護士だったようですが、本人は役人で、現在の日本で言えば、外務省勤務の国家2種…つまりキャリアではなくて現場の実務家だったようです。当時、役人のトップクラスは貴族階級がなっていました。彼は貴族階級ではなく、当時通常は役人に求められていた、大学も出ていないかったにもかかわらず例外的に、実務能力を買われ、外国との交渉などで活躍していたそうです。しかし、上役が失脚したことに連座して、働き盛りの年齢で故郷のフィレンツェから追放され、郊外の山荘で執筆活動をしながら余生を送ったようです。

彼の代表作はタイトルにもある「君主論」です。当時、イタリアは統一されておらず、君主国と共和国が乱立していました。フィレンツェは形式上は共和制でしたが、事実上メディチ家が擬似君主として牛耳っていました。私は高校生の時に塩野七生女史(学習院大学史学科卒でイタリア在住の作家、代表作はローマ人の物語シリーズ)の「チェーザレ・ボルジア…あるいは優雅なる冷酷」という歴史小説を読みましたが、ニコロ・マキャベッリも登場していたので彼に興味を持ち、「君主論」や「戦術論」も読みました。もっとも、共感できない部分はあるものの、合理主義という点や当時の情勢からは当然の内容であったかと思われました。君主論では、君主国を維持するための外交や内政の方法論について述べられておりますが、詳しい内容はネタバレになるので割愛します。

実は7年前にイタリアを旅行して、フィレンツェにも行きました。ホテルの人に「マキャベッリの山荘に行きたい」と伝え、最寄駅を教えてもらい、その駅のキヨスクの女性にイタリア語わからないのに、「マキャベリ!マキャベリ!」と伝えたら、その女性の知り合いの男性が自家用車で連れて行ってくれました。山荘は現在はレストランに改装されていました。帰りはバスのストライキにあって往生しましたが、なんとか頑張ってフィレンツェ市内に戻れました。

本日も特に落ちはございませんが、まあ現代のマキャベリストはホリエモンとかかな?別に否定しているつもりはございませんが。  

Posted by 木原 昌彦 at 10:39Comments(0)読書