2024年04月13日

ボランティア?

ボランティア


私は現在も過去もボランティア活動を仕事の合間にしています。ボランティアの語源は、ラテン語のvoluntas(意志)、つまり自分の意思で自ら進んでやるということです。私の場合、自ら進んでやることもあれば、知人友人から依頼されるということもありました。もっとも例え人助けだったとしても社会的に意義がないことはやりたくないと思っています。助ける対象のかた本人に問題がある場合はなおさらです。

しかもプロの仕事に対して無償提供を求める輩も散見されます。私は一部の例外を除くと基本的に受けないことにしています。分かりやすく言うと友達の外科医に「友達だからただで手術やってよ!」は通常言いませんよね。少し似たような内容の記事を書いたことがあったので参考までにURLを記載します。
http://schole.chesuto.jp/e1724485.html

さて以下では過去に実際にあった経験談です。

以前、facebookでつながっただけのかたから連絡がありました。地域ボランティア活動をするためのイベントを手伝ってほしいとの依頼でした。目的も内容もよく分からなかったのですが、軽い気持ちでまずは話を聞きましょうと応え、指定された場所に行きました。
夜だったのでてっきりお酒でも飲みながらの席かなと思ったら、大手スーパーの待合場所でした。初対面のひとを呼び出すにはせこいなあとも感じましたが、おそらく資金がないのかなと思いました。実際行ってみたら主催者らしき本人とその協力者らしきかたの二人だけでした。
なぜ私を呼んだのかはよくわかりませんでしたが、ボランティアの趣旨を聞かされ、まあそれほど社会的に意義があることとは思えませんでしたが、暇つぶしにはなるかなとも思いました。そしてあらためて目的のイベント当日までそれほど時間がなかったので、どういうスケジュールで進めるのかと私に依頼する役割は何か聞いたところびっくりしました。
主催者いわく「それをこれから3人で話し合います」とのお答えでした。
正直、人にものを頼むには準備不足で失礼だとも感じましたが、主催者にマネジメント能力がなさそうに思えたので私が司会をして仕切ることにしました。
ひととおりスケジュールややることが決まってから、今度は「実はお金がないので立て替えてもらえませんか?」と主催者に打診されて、貸しても返ってこないだろうなと思いつつ少額ながら資金提供しました。
引き受けた以上はとイベント当日までは手伝いました。しかし今後はこういうかたとは付き合わないようにしようと思いました。
私もひとにものを頼むことはあります。でも頼む前にその当人に何か役に立つことを基本としています。
単なる思い付きだけで、計画性も資金の準備もなくひとのふんどしで相撲をとろうという輩は…ナイシヨ!

後日談ですが、共通の知り合いに主催者本人のことを聞いてみたら「国立大学を出て大手企業に入ってそれなりにプライドを持っていたようだけど仕事でミスをして干され、社内で挽回するチャンスも与えられないので、自己実現をボランティアに求めているだけみたいですよ」とのことでした。


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Posted by 木原 昌彦 at 12:20│Comments(0)
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