2019年10月21日

バリュー投資

以前、投資のスタイルに関してやグロース(成長株)投資について投稿したことがありました。ご参考までにまずは以下にURLを記します。
http://schole.chesuto.jp/e1721358.html
http://schole.chesuto.jp/e1380312.html

ちなみに私はスタイルはバリュー投資です。大儲けはしたことありませんが、損したことも一度もないです。グロースの成長株投資に対して割安株投資という表現もされます。

バリュー投資で有名なのはバークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット氏と同氏のコロンビア大学在学時の師で一時期上司でもあったベンジャミン・グレアム氏ですね。グレアム氏は「賢明なる投資家」という著作でも有名で私も読んだことがあります。

バリューとは value つまり価値ということなので、その投資対象の投資価値を何らかの基準で推計して判断を行うものです。
判断の材料として株式の場合、株価に対する配当や利益の水準などを利用することは多いですが、かつてはブランド価値やEBITDAなどを計算して利用するケースもあり様々です。

具体的には「バリュー投資」といったキーワードで検索すればいろいろ手法が見つかるかと思います。
私の場合は全ての上場銘柄を流動性を含めた複数の判断基準でスクリーニングして100銘柄位に絞ってからひとつひとつ事業内容や財務諸表を確認するという作業を行います。
もっとも、利用する基準は少なくとも計算の内容の意味を理解してご自身で合ったものを利用するのがいいかと考えていますが、中には無茶な計算するものもありました。

インターネットバブルと言われていた時期に、私は社内でもコンピュータに詳しいほうという安易な理由でネット関連銘柄の担当アナリストになった時期がありました。当時でも玉石混交で数年で消えていった企業も多くありましたし、事業内容はインターネットとは関係ないのに社名に「ネット」という文字があるだけで株価が上昇した会社もありました。
当時のネット銘柄は通常のバリュー投資の判断基準でがかなり割高な評価しかできなかったのですが、どこかの証券会社のアナリストが提唱した株価をPV(ページビュー)で割るというものがあり、説明材料に使われていたこともありますが、結果は散々でした。

ネットバブルの時はウォーレン・バフェット氏はほとんどそういった銘柄に投資してなかったそうですが、インタビューでなぜネット銘柄を買わないのかと質問された時「事業内容が理解できないものには投資しない」との回答だったということです。

私もかつて顧客にも「ご自身で理解ができないならやめておいたほうがいいですよ」とアドバイスしたことも多々ありました。
もちろんそれはバリュー投資に限った話ではなくて全て当てはまるのではと考えています。

最後ですが、ネットバブルの時の上司とのやりとりを投稿したことがあったのでこちらもURLを記します。
http://schole.chesuto.jp/e1379530.html







上杉鷹山の経営学

上杉鷹山の経営学
著者:童門冬二
価格:463円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る

同じカテゴリー(資産運用)の記事画像
リスクは危険ではなく…
ヘッジファンドのすすめ?
実体のない煙
スタイリッシュ?
外貨建資産を組み入れた投信の時価評価
外貨建て資産でヘッジ?
同じカテゴリー(資産運用)の記事
 リスクは危険ではなく… (2024-04-05 21:52)
 ヘッジファンドのすすめ? (2024-04-01 20:42)
 実体のない煙 (2024-03-14 21:16)
 スタイリッシュ? (2024-01-08 09:00)
 外貨建資産を組み入れた投信の時価評価 (2024-01-05 23:28)
 外貨建て資産でヘッジ? (2024-01-02 09:25)

Posted by 木原 昌彦 at 20:08│Comments(0)資産運用
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
バリュー投資
    コメント(0)