2023年02月06日

確定拠出年金

iDeCo
以前、年金のことに触れました。日本の年金制度が崩壊するかどうかは不確定ですが、世の中有り得ないと思われていたことが起こるのは珍しいことではありません。

タイトルの確定拠出年金は、従来の確定給付年金とは異なり、拠出金は確定してますが、結果は自分の運用判断次第で異なっていくるというものです。運用の実態としては、一定のラインアップから投資信託を自分で選ぶということで、実質的には似たようなタイプの変額保険も存在しています。

確定給付は給付が確定しているという意味ですが、給付を受けるころに制度が変わってしまうリスクは当然あるので、厳密には不確定だと思われます。確定拠出年金は、導入されて結構経ちますが、導入当時は米国の一般的な表現である401Kから、日本版401kと言われていました。英国を真似て導入されたNISAと同様に、欧米の制度を日本向けにアレンジしたものです。

日本での導入当時、私は国内証券系の投資信託の会社に在籍していたこともあり、企業年金部分が確定拠出年金に変更されたたために活用せざるを得ない状況でした。当時は品揃えも一般的なものばかりだったので、オーソドックスな配分で運用しました。同業の会社に転職した時も、移籍先の会社が確定拠出年金制度を導入していたので、具体的な商品は変更は必要なものの移管できました。もっとも、一度目の脱サラの時には半年程度の猶予期間の後に、国民年金基金に移管されるところだったので、会社勤めでなくても可能な個人型に変更しました。もちろん、数年前に大きな損失をだしたことからも言えるように、国(?)の運用能力を信用していないことが理由でした。

まだまだ選択可能な商品のラインアップは不満が残りますが、税制における優遇など、徐々に制度が改正されてきてなかなか使い勝手も良くなりました。以前は、企業年金制度があるような大企業しか導入されていませんでしたが、中小企業や個人事業主、主婦なども利用可能になりました。もっとも、運用に関する知識は習得必要なために、実質的にはまだまだそこがハードルになっているかもしれません。

今後は気が向いたときに、具体的なことも書こうと思っています。
それではまた(社会派ブロガー、ちきりんさんのそんじゃーね風に)


上杉鷹山の経営学

上杉鷹山の経営学
著者:童門冬二
価格:463円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る

同じカテゴリー(資産運用)の記事画像
リスクは危険ではなく…
ヘッジファンドのすすめ?
実体のない煙
スタイリッシュ?
外貨建資産を組み入れた投信の時価評価
外貨建て資産でヘッジ?
同じカテゴリー(資産運用)の記事
 リスクは危険ではなく… (2024-04-05 21:52)
 ヘッジファンドのすすめ? (2024-04-01 20:42)
 実体のない煙 (2024-03-14 21:16)
 スタイリッシュ? (2024-01-08 09:00)
 外貨建資産を組み入れた投信の時価評価 (2024-01-05 23:28)
 外貨建て資産でヘッジ? (2024-01-02 09:25)

Posted by 木原 昌彦 at 19:19│Comments(0)資産運用
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
確定拠出年金
    コメント(0)