2023年01月24日

投資バカにつける薬

投資バカにつける薬


専門分野の資産運用に関することをいくつか投稿しております。もっとも、その場の思いつきで書いているのと、やや観念論的である点は承知しています。しかし、ブログは日記のようなもの(徒然草?)であって、テキストではないので特に体系だっている必要はないのかもしれません。自分で体系だって書くのもいいのかもしれませんが、既に先人がいらっしゃるのでそちらを紹介したほうが、時間の節約になるかと思います。

これまで資産運用に関する書籍で影響を受けたのは、いくつかあります。大学卒業して運用業界に入り、先輩に勧められて購入したのが、敬愛する山崎元先生の「ファンドマネジメント」です。内容についてはネタばれを避けますが、正直、衝撃的でした。現在はテレビなどで活躍されてもいるので、ご存知のかたも多いかと思います。当時はまだ知る人ぞ知る存在でしたが、文章や舌鋒も鋭いかただと感銘を受けました。10数年前、たまたま先生と共通の知り合いが数人いたこともあり、先生の同著書に影響を受け、指針としていますという内容のメッセージをスコッチで酔った勢いで送ったところ、友達申請の許可をいただいた上、私が不用意にも投げかけた考えに対しても、ご親切に返信をくださいました。話を戻しますが、この本の内容を理解するには、少なくとも証券アナリスト検定試験の1次レベル程度の知識(投資理論や数学、統計学)は必要です。運用業界を目指す学生さんなどは、結構クリアしてるケースもあるので、是非読んでみて欲しいと思っています。

本屋に並んでいる投資関連の多くは、インチキ本やトンデモ本が多く見受けられます。山崎先生は、専門家向けのものばかりではなく、一般のかた向けにも書籍を出されていて、割と人に勧めているものが以下の二つです。

「エコノミック恋愛術」 参考URL:http://toyokeizai.net/articles/-/1970

「投資バカにつける薬」 同上:http://fund.jugem.jp/?eid=101

もっとも、前者は経済理論や投資理論の説明が中心で、後者のほうが資産運用に関して、世間で勘違いされていたり、金融マンが顧客についている嘘(もっとも金融マン本人も嘘だと気づいていないかも?)などが書かれてあり、どちらかというと後者のほうが薬だけに金融マンに騙されないためには即効性があるかとは思います。余談ですが、大学生の時に読んだ、評論家の呉 智英氏の「バカにつける薬」という本もなかなか面白かったです。

本を買うの面倒だと思われる方むけには、先生のブログなどを以下に紹介しますので宜しければご覧下さい。

ブログ「王様の耳はロバの耳」 http://blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime

レポート&コラム「本音の投資教室」 https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/fund/yamazaki/


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Posted by 木原 昌彦 at 17:45│Comments(0)資産運用読書
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