2023年01月15日

投資信託の販売手数料は何に対する対価なのでしょうか?

ideco&NISA
以下は12年前にUターンして、地元の銀行で働き始めた時に感じたことを、趣味人倶楽部の投信コミュニティに投稿した内容です。

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以前、投資信託の運用会社に在籍し、最近地元の銀行にUターン就職して、投信を含む資産運用サービスに従事している者です。運用会社にいた時から、販売手数料は顧客に対する、購入時の説明および購入後のアフターフォローに対する対価であると思っていました。

また、信託報酬の一部(場合によっては運用会社より多い比率)も販売会社である、証券会社や銀行に支払われます。全般的に、リスクの高い投信ほど、手数料も高くなっているような(ノーロードは対象外)気がしますが、最終的にリスクをとるのは受益者なので、投信自体のリスク水準は手数料の水準の直接的な説明にはならないと思われます(もっとも、説明に手間がかかるものが高い手数料であるのは分からないではないですが)。邪推ですが、顧客が損失をこうむった場合のクレームリスクがプレミアムとして含まれてるのでしょうか?

最後に、投信購入者のかたがたへの質問ですが、手数料に見合う(と思われるような)説明を受けられていますか?忌憚の無いご意見をお待ちしております。

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この投稿に対して、個人のかたや業界関係者からコメントをいただきましたが、販売手数料が安くても、信託報酬や別の名目で高い報酬をとっているものもあるのではとの指摘を受けたりしました。しかしながら、報酬の水準自体は重要な論点にしてません。運用会社でも販売会社でも報酬に見合うサービスを顧客に提供しているのかどうかが肝要かと考えてます。顧客がより経済合理性を追求すれば、本当のプロフェッショナルを雇うか、ネット証券やETFを利用するような2極化がおこるかと思われます。保険業界なども既にそのような兆候ですね。もっとも、知識はなくても可愛い女子販売員に説明らしきものをして欲しいという顧客もいるかもしれないですが…その場合は指名料とか発生しますね…不謹慎?



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Posted by 木原 昌彦 at 02:10│Comments(0)資産運用
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