2016年04月20日

愛だよ…愛!アイアイ?

直江兼続


ブログのプロフィールに、尊敬する人物として上杉鷹山を挙げています。それほどメジャーではないかもしれませんが、九州の小さな藩(先日、大学の先輩に教えてもらいましたが、現在の宮崎県にあったそう)から、東北の米沢藩にお姫様(ちなみに障害者だったとのこと)の婿養子として入り、藩主として改革を断行し財政を立て直した人物です。

私は学生の頃にとある本を買って読んだことで鷹山のことを知りました。本の詳しい内容は当然のことながらネタバレを避けて書きませんが、なかなかいい本だと思いました。鷹山のエピソードでは、比較的有名な言葉で「なせば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」や「してみせて 言って聞かせて させてみる」などがあり、鷹山の思想には、現代にも通用し、かつ、ひとを慈しむというところが見受けられます。私は「過ちて改むるに憚ることなかれ」という論語にあった言葉が出てきたのに感銘を受けた記憶があります。つまり、「間違いに気づいたら非を認めて朝令暮改となっても訂正することに躊躇してはならない」ということですが、ひとは、そうすることで面子を失うというリスクはあるものの、面子なんかにこだわっていたら恥の上塗りをすることにもなりかねません。

そういえば、すいぶん前に、大河ドラマで直江兼続が主人公として出てたような気がしますが、どうも鷹山はかつて上杉藩で重鎮として活躍した兼続にも影響を受けたのではとも思いました。事実、兼続も似たような行動で藩の財政危機を乗り切ったようですし…ちなみに兼続の兜の前立ては「愛」という文字ですね。もちろん男女間の愛ではなく、仏教用語の慈愛のほうのようですが…

30代のころ、担当役員に意見具申をしても聞いてもらえなかったので、「じゃあ代わりにこの本を読んでください」と鷹山の本をお貸ししたことがあります。結果半年後くらいに意見が通ったことがあります。

私は女性に対して「愛している」などと言ったことは一度もありません。癒し系ならぬ冷やし系だからというよりは、自分が意味を理解している(つもり?)言葉以外は使うことに躊躇するからです。でも、娘がいたら使ってもいいな。誰か産んでくれないかな。できれば3人…このさい三つ子でもかまいません。既に名前も決めています「泪」「瞳」そして「愛」…キャッツアイ!

おまけ:私が買った本はハードカバーですが、実物は現在、山口県の実家の倉庫に保管してあります。個人的に利用している楽天で調べたら文庫版があったので、ブログの広告でしばらく紹介しておきます。


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Posted by 木原 昌彦 at 16:17│Comments(0)読書
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