2022年12月20日

限界集落?

廃屋



私は山口県の下松(くだまつ)市というところで生まれました。しかし物心ついた保育園児のころには父が経理マンをやっていたカンロ飴の工場がある光市に住んでました。その後先祖伝来の家屋がある下松市に再度引っ越して高校生まで住んでいました。

私が東京で大学生をしていたころ、両親は隣の周南市(旧徳山市)にマンションを購入して引っ越しました。亡き父は本来は当時の家屋を撤去して戸建てを新築したかったそうですが、現実問題として車が無いと生活が出来ない不便な場所であったこと、老後に車の運転もままならなくなったときに困るだろうという推測から、新幹線の駅もある隣の市の便利な場所に住む方が合理的と判断したようです。もっとも、先祖伝来の土地を手放すのはせず、馬車馬のように働いてマンションを2か所購入し一つは賃貸に回して自分が亡くなった時に母の生活費の足しにできるようにしました。

私は鹿児島に住んで7年目です。最初の1年間は姶良市に住んでいました。姶良市は唯一人口が増えているそうですが、鹿児島全体ではほかの地方と同様に人口は減少していますね。脱サラして鹿児島市に引っ越してきてから、仕事で住宅街を回る事がありました。かつてのニュータウンといった住宅街でも廃屋がちらほら見受けられます。

以前、友人の市議会議員候補の選挙事務所で電話かけのボランティアをした際、いわゆる限界集落的な地域に住む老婦人が電話に出られてこう言われました。「昔栄えていた○○を取り戻してください!」。正直違和感を覚えました。なぜそれを政治家頼みで自ら実行しようとしないのかと。それをせずに地域を運行するバスも少なくなって不便であれば便利な地域に引っ越せばいいのにとも思いました。本当に他力本願で思考停止しているなと。

国会議員の選挙の時に知人と話したら「鹿児島をよくしてくれる人を選びたい」という話を聞いた時も違和感がありました。地域の活性化は自分たちですべきで国会議員は本来は国政を担当すべきです。まあ百歩譲っても知事や市長、地方議員に陳情すべきことかもと思います。国会議員のポスターに「地方創生」という表現がある時は道州制に前向きなのかなとも考えたりします。

必要であれば限界を突破せよ!自らの力で!

余談ですが、生前の父とのやり取りを投稿したことがあったので御参考まで。
http://schole.chesuto.jp/e1379182.html


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Posted by 木原 昌彦 at 11:45│Comments(0)
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