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Posted by チェスト at

2017年02月23日

就職活動の思い出

先日、とあるところで今年就職活動を予定している鹿児島大学の学生さんと知り合いました。
なんだか、お悩みの様子でしたので「要は何をしたいかということを一生懸命考えて、必要な行動をとればいいだけだよ」と伝えました。

私は脱サラを除くと10社の会社で正社員で働いたことがありますので、就職・転職活動は得意分野です。
もっとも、私の敬愛する山崎元先生は、12回転職されたそうなので私なんてまだまだです。

ところで、大学生の時の就職活動はそこそこ大変でした。バブルが崩壊して何年か経ち、労働市場の状況が悪くなりはじめていた時期でした。就職活動前に古本屋で200円で購入した、ジョン・トレイン氏の「ファンド・マネジャー(副題は、相場に賭けた9人の男たち)」という本を読んで、資産運用業界(具体的には投資信託の運用会社)を目指すことを決めてはいましたが。当時、外資系は新卒を募集しておらず、国内証券会社系列で10数社しかなく、定員も最大手の野村アセットでさえ10人という狭き門でした。私にはちょっと無理かもとは思いましたが、ダメもとで受けて、そのかわり滑り止めに高校生からコンピュータ言語の勉強を趣味でしていたので金融系や会計系のシステム開発会社なども受けました。

でも、どうすれば希望の業界に入れるだろうかと知恵を絞った結果、かなりハイリスクな戦略を取ることを決めました。それは「高飛車大作戦!」です。書類選考やペーパーテストはとりあえずクリアしたものの、一番問題なのは、もちろん面接です。一人だけで受けることもあればグループ面接というのもありました。私はあえて、どこの面接でも自信たっぷりに「私を入社させないと御社は損しますよ」とでも言わんばかりの高飛車な態度に出ました。大学の授業はくだらないと判断したのであまり出ていなかったものの、会計士試験の受験のために会計学や経済学は研究(丸暗記のお勉強はきらいなので)していて、その業界に必要な知識は習得していたので、それを多少盛った状態で偉そうなことを言ってました。

それが見透かされたケースも多々ありましたが、結果として当時業界7番手くらいの会社に滑り込みました。

そういえば、業界2番手の会社のOB訪問の時、あまりカタい質問ばかりでは堅物だと思われると考えて、大学のOBのかたに「そういえば、説明会の時にいらっしゃった人事部の○○さんは美人ですね!」と言ったら、そのOB氏に「わかった。OB訪問に来た学生が美人だって言ってたって伝えておくよ。しかし君はいったい何しにきたのかな?」と返されました。

最後にさきほど紹介した、資産運用業界に入ったきっかけになった本の楽天リンクを紹介します。




  

Posted by 木原 昌彦 at 21:23Comments(0)