2024年03月09日
自衛隊研修?
人間は言葉によって他者とコミュニケーション取りますね。私はひとの話を聞くときには、その本質的な内容に注目します。
耳に心地よくとも曖昧でどうにでも取れる話をするかたよりは、言い方はきつくてもわかりやすいストレートな話をされるするかたのほうがストレスがないです。もっとも、表現や言い回し、使用する言葉によって、当人の知性や教養、品性などが露呈してしまうことはあります。
以前、たしか政治関連の評論家のかたがおっしゃっていました。
「政治家は本当のことを言ってはいけない。なぜなら、本当のことを言うと傷つく人がいるからだ」
世の中、現実を直視して自ら問題解決を図るかたもいれば、現実から逃避するかたもいますね。それはある意味趣味の問題なので本人の自由かと思われますが、多くのかたは置かれた環境に影響を受けるので、人間に自由意志があるのかは正直疑問ではあります。
いきなり話がそれたので戻します。
現在日本にはいわゆる「ひきこもり」のかたが150万人弱くらいいるそうです。50人に1人くらいですね。そして以前から話題にはなっていた「伴走型支援」というのが本格化しそうな気がしています。伴走型支援というのは、支援対象の自立を促すことは目的ではないようです。要するに側にいてあげることが目的です。まあ趣味でやるのはいっこうにかまいませんが、社会全体としてあまり生産的ではないように思うので税金がこのビジネス(?)に流れなければいいなあと考えています。2040年に日本の労働力人口は急激に減少し始めるそうですが、私が現在住んでいる鹿児島は高校卒業以降に人材が進学や就職で流出するため、なんと来年の2025に日本で先駆けて労働力人口不足の深刻化が起こると聞いています。
私見ですが、どんな社会問題も本質的な思考をもとに分析すれば解決方法はいくらでもあります。しかし多くの問題が解決しないのは、解決する気が最初からないか、当事者の能力が不足しているか、その問題によって利益を得ているかたがたがいるのが理由かと思っています。
またそれたので話を戻します。
私は自衛隊勤務経験者の友人知人が多くいます。ある時「日本にいるひきこもりのかたがたを強制的に自衛隊に入隊させて根性を鍛えなおせばいいのではないですか?」と元自衛隊のかたに話したところ「そんな奴らの世話をしているほど暇ではないよ」との回答でした。
私が学卒で最初に入った会社で新入社員だったころ、当時の上司に言われたことがあります。
上司 「数年前まで新入社員を自衛隊に数週間預けて研修を受けさせるというのがあったんだよ」
私 「そうなんですか。何のためにやっていたのですか?」
上司 「それはもちろん上司の命令に忠実に動く部下を育てるためだよ。キハラみたいな奴こそ自衛隊に入れるべきなのに残念だな…でもお前の場合は右向け右って言われても、それは何のためか質問してきそうだな」
私 「それはそうですね。目的や意図もわからずに命令を実行して結果につながらないのは嫌ですからね」
当時上司の命令や指示に違和感があったときは目的や理由を確認して別の方法を提案していました。
Posted by 木原 昌彦 at 10:56│Comments(0)