2022年12月16日

ジョブ型雇用?

ロンギヌスの槍


フリーランスという言葉がありますね。アルファベットではfreelance=free+lance、直訳すると「自由(無料の?)なる槍(使い)」です。中世ヨーロッパあたりで日頃は農作業やっていても戦争がある時に傭兵になって稼いでいたかたがたが語源のようです。もっとも槍の英語表現にはspear、lance、javelinなどがあり、lanceは騎兵が使用するもの、javelinは投げ槍のようです。騎兵になるというのは自腹で馬や装備を用意する必要がある場合が多いため、裕福なかたでないと難しいので少し違和感はありますね。

最近政府がタイトルのジョブ型雇用を推進していると聞きます。私はサラリーマンは20年くらいやりました。正社員であったり契約社員、派遣社員の立場だったこともありました。正社員でもスペシャリスト(専門職)、ゼネラリスト(総合職?一般職?)のいずれも経験しました。

最初に入った会社の上司には「勤務時間中に仕事が終わらせられないのは能力がないということだぞ」と釘を刺されたことがありますが、
在籍したいくつかの会社の中では勤務時間中さぼって仕事をわざと終わらせず、残業代を稼ごうとするかたも見かけました。

雇用契約や仕事の現場求められる話になると一定の決まった仕事をこなす場合やとにかく目先にある仕事をなんでもやるというケースもあります。しかし一定の基礎的なスキルは誰しも必要な場合がありますが、好き嫌いや得手不得手と言うのは存在するようです。

私の最初の転職先は給与契約が年俸制でした。つまり一定の決まった業務に対してこれだけ報酬があるというものでした。もちろん残業代はありませんでした。転職を決めた際に上司に伝えたところ「男が決めた事なら俺は反対はしない。収入は増えるだろう。でも時給換算すると下がると思うぞ」と言われました。たしかに収入は5割増しになりましたが、休日返上で24時間戦えますかといった環境で時給に換算するとたしかに下がりました。自分のスキルや能力が高ければそこまで働かなくてもよかったかもですが、複数の部署を兼務する契約で当時は馬車馬のように働きました。時間を売るのか成果を売るのかどちらがいいかは個人の価値観で決めればいいかもしれませんが。

私は嫌いなことや飽きたことをするのは必要に迫られない限りしたくありません。おそらくどなたもそうかと思います。ジョブ型というのは具体的な機能かと思いますが、みながそれぞれ好きなこと、得意なことをするのが効率的なのではないですかね?究極は雇用というものは存在せずに、全員がフリーランサーになるのがいいのかなあと最近思います。もちろん個々のスキルを磨く必要はあります。その意志がないかたは人生から退出することをお勧めします。



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Posted by 木原 昌彦 at 09:07│Comments(0)
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