2019年09月20日
過ぎたるは…オーバースペック!
以前、知り合いの女性から「友達にすごい美人がいて彼氏募集してるのでハイスペックの男性がいたら紹介してね」と依頼を受けました。
ハイスペックとは容姿なのか学歴なのか経済力なのか人格なのはよくわかりませんでしたが、その女性当人にお会いして、ちょっと微妙だなあと思いました。ちなみに微妙とは本来は仏教用語で洗練されたといったポジティブな意味です。
ある時、飲み屋で居合わせたかたに「東大出た奴は仕事ではつかえないなあ!」という(おそらく偏見から来る?)暴言を聞いたことがあります。もっとも同じ東大出身者でも受験だけですべてのエネルギーを使い果たすかたもいるようですし、無理せずとも合格できるひともいます。
その点は東大に進学した高校のクラスメート、先輩後輩やのちに知り合った東大出身の知人など個人的な統計(経験則)で確認済みでしたが、思わず「東大出身者が使えないのではなくて東大出身者の使い方が間違ったのではないですかね?例えばアインシュタインに掃除させるのは不経済ではないですかね?」と反論しました。まあ簡単に言うと人間はいろんな意味で平等ではないのでそれそれの得意分野を生かしたた適材適所が本人や組織、社会にとっていいことかと思われます。
何年か前に営業マン募集の証券会社からオファーが来て面接を受けたころ「申し訳ないがあなたはこの仕事にはおそらくオーバースペックだと思います」と面接されたかたに言われました。
オーバースペックとは簡単に言うと不必要、もしくは必要以上の能力という意味です。その仕事の目的に必要以上の知識や経験、能力があった場合には結果としてのその仕事の目的を達成するに不都合なケースがあります。つまり、例を挙げると明らかに間違っている内容のお仕着せのセールストーク(要するに詐欺)が多くありますが、それが間違っていることに気づく能力があるとそれがストレスとなって営業行為に支障をきたすことは十分に考えられます。
かつての大手証券会社ではリクルートには2種類ありました。いわゆる将来の経営を担う幹部候補生採用枠と何も考えなくていいから言われたことを言われたとおりに頑張ることのできるソルジャー(兵卒)採用枠です。つまり組織の色に染めやすい(洗脳しやすい)ひとも企業としては必要なのでしょう。ちなみに倒産した山一証券の最後の社長さんはソルジャー枠だったと聞きました。幹部候補生枠のかたはずる賢くにげたのでしょうね。
以前、アナリストという仕事をしていた時、半導体製造関連の新興企業を取材しました。担当者からその会社の技術力をさんざんアピールされました。たしか半導体の製品チェックをする機械の部品を作っている会社でしたが、「これまでより性能が4倍アップしたんですよ」といわれたのですが、「ではその新製品の単価はどうなのですか?」と聞いたら「値段も4倍近くなります」とのお答えでしたので「それでは、従来品より4倍の値段がする部品を御社のクライアントが購入するメリットはあるのでしょうか?技術力自体は否定はしませんが世に出すには時期尚早かもですね」と言ったところ…ナイショ!
そういえば数年前に「SPEC」というドラマや映画があったらしいですね。特に落ちはございません。
ハイスペックとは容姿なのか学歴なのか経済力なのか人格なのはよくわかりませんでしたが、その女性当人にお会いして、ちょっと微妙だなあと思いました。ちなみに微妙とは本来は仏教用語で洗練されたといったポジティブな意味です。
ある時、飲み屋で居合わせたかたに「東大出た奴は仕事ではつかえないなあ!」という(おそらく偏見から来る?)暴言を聞いたことがあります。もっとも同じ東大出身者でも受験だけですべてのエネルギーを使い果たすかたもいるようですし、無理せずとも合格できるひともいます。
その点は東大に進学した高校のクラスメート、先輩後輩やのちに知り合った東大出身の知人など個人的な統計(経験則)で確認済みでしたが、思わず「東大出身者が使えないのではなくて東大出身者の使い方が間違ったのではないですかね?例えばアインシュタインに掃除させるのは不経済ではないですかね?」と反論しました。まあ簡単に言うと人間はいろんな意味で平等ではないのでそれそれの得意分野を生かしたた適材適所が本人や組織、社会にとっていいことかと思われます。
何年か前に営業マン募集の証券会社からオファーが来て面接を受けたころ「申し訳ないがあなたはこの仕事にはおそらくオーバースペックだと思います」と面接されたかたに言われました。
オーバースペックとは簡単に言うと不必要、もしくは必要以上の能力という意味です。その仕事の目的に必要以上の知識や経験、能力があった場合には結果としてのその仕事の目的を達成するに不都合なケースがあります。つまり、例を挙げると明らかに間違っている内容のお仕着せのセールストーク(要するに詐欺)が多くありますが、それが間違っていることに気づく能力があるとそれがストレスとなって営業行為に支障をきたすことは十分に考えられます。
かつての大手証券会社ではリクルートには2種類ありました。いわゆる将来の経営を担う幹部候補生採用枠と何も考えなくていいから言われたことを言われたとおりに頑張ることのできるソルジャー(兵卒)採用枠です。つまり組織の色に染めやすい(洗脳しやすい)ひとも企業としては必要なのでしょう。ちなみに倒産した山一証券の最後の社長さんはソルジャー枠だったと聞きました。幹部候補生枠のかたはずる賢くにげたのでしょうね。
以前、アナリストという仕事をしていた時、半導体製造関連の新興企業を取材しました。担当者からその会社の技術力をさんざんアピールされました。たしか半導体の製品チェックをする機械の部品を作っている会社でしたが、「これまでより性能が4倍アップしたんですよ」といわれたのですが、「ではその新製品の単価はどうなのですか?」と聞いたら「値段も4倍近くなります」とのお答えでしたので「それでは、従来品より4倍の値段がする部品を御社のクライアントが購入するメリットはあるのでしょうか?技術力自体は否定はしませんが世に出すには時期尚早かもですね」と言ったところ…ナイショ!
そういえば数年前に「SPEC」というドラマや映画があったらしいですね。特に落ちはございません。
Posted by 木原 昌彦 at 00:52│Comments(0)