2019年11月04日
草?
鹿児島に来てから3年7カ月が過ぎました。
仕事やプライベートで友人知人も増えて楽しく過ごしております。
鹿児島に来て1年くらいたったころ、会社経営をされているかたと面談した時に次のことを言われました。
「君は鹿児島の人間ではないから、鹿児島に骨をうずめるつもりでいるなら、鹿児島の女性と結婚したほうがいいよ。他の地方でもそうかもしれないが、よそ者を簡単には信用しないので仕事の上では重要なことだよ。」
たしかに私の地元の山口県でもそうかもしれません。
高校と大学の先輩で、私よりも先に東京からUターンしたかたにお会いした時には次のようにアドバイスされました。
「田舎での商売は合理性だけでは難しいよ。。たとえ内容が有利な条件でもウエットな人間関係のほうが重要視されるからね。東京にいたころのやり方は通用しないから、その点を気をつけることだね。」
たしかに地元に戻った時はそのように感じるとともに、東京などと比べると流れる時間が少し遅いような気がした記憶があります。
沖縄に沖縄タイムがあるように、鹿児島にも鹿児島タイムがあるのではと思ったこともありますが、
まあ郷に入れば郷に従えと言いますので、そのようにする所存です。「急がば回れ」でしょうか?
ところで、日本の戦国時代や江戸時代には、忍びの一種としてタイトルの「草」と言われるかたがたがいたそうです。
つまり敵地での諜報や、暗殺・破壊工作などを目的としてその地に乗り込んで、そこで結婚して家族をつくり、子孫が代々と任務を遂行する人たちのことです。最初は信用されなくとも何世代にも渡ってその地に住み、そこの住民になりきった上で、いざという時には必要な行動をとるということです。私はスパイ活動しに鹿児島に来たわけではないですが、溶け込むことは重要と思っています。
草、つまり「雑草」は世話を焼かなくとも勝手に生えて増えていきますね。オオバコなんかは丈夫でしぶとく生きてそうです。
私はバツイチで子供はおりませんが、是非、鹿児島で家庭を作りたいと考えております。
とりあえず私の代は鹿児島弁のマスターは諦めましたが「昔、薩長同盟ってありましたよね!」という方向で…
Posted by 木原 昌彦 at 23:35│Comments(0)