2017年03月09日
数字はウソはつかないが…

以前、東京にいた時に副業でBARをやっていたことはブログに書きました。URLは以下のとおりです。
http://schole.chesuto.jp/e1378212.html
常連のお客さんでギタリストかつ投資家のかたがいました。
そのかた曰く「世の中は全て数字で成り立っている」ということでした。
たしかに多くの事象は数字や数学で表現できるかと思われます。A.I.で可能なことはこれからも増えてくるでしょう。
パターン化やアルゴリズムで処理可能なことはほとんどコンピュータでできるかと思われます。作曲や投資もそうかもしれません。投資では実際ロボット化が進んでますね。コンピュータは人間と違って感情という欠点(?)がないのでそれが原因となる失敗も少ないかと思われますが、想定外の事象が起こったときには人間が関与する必要が生じるでしょう。
新入社員のころ、ある業務に関して「そんなことコンピュータにやらせて人間はコンピュータにできないことをしないとこれからまずいと思いますよ」と生意気なことを言ったことがあります。
もっとも、実際の作業は機械にさせても、どういう仕組みで行われているかということ知らなければいけないかもしれません。そうでないと道具であるはずの機械に支配されてしまうかもしれません。
ある時、業務系のコンピュータが不具合を起こし、業務上の計算処理(投資信託の基準価額の計算)に問題が生じました。そんな時、パソコンのオペレーションは知っていても、中身を理解していない若いスタッフが狼狽している中、ベテランの人生の先輩がたがソロバンを使って計算を始め、なんとか期限に間に合った時に感銘を受けました。
言われたことをただするならロボットでもできますね。
ある数学者の言葉で「数字はウソをつかないが、ウソつきは数字を使う」といものがあります。
私は仕事で生命保険を取り扱うこともありますが、多くの保険会社ではBMI(体重÷身長の2乗)という数値が高いと申し込んでも加入できないことがあります。太っているかたは生活習慣病になりやすいという理由からです。
しかし、単純にBMI数値が高いといっても、筋肉質のアスリートなどは、筋肉が脂肪よりも比重が高いということから、健康であっても数値が高く出ることもあり、いわゆる数字の陥穽というものが生じたりします。金融商品のパンフレットなどにも、理解よりは誤解をされることを期待する表現も多々見られます。要するに分かりにくい真実よりも分かりやすいような気がする与太話のほうが流通しやすいのかもしれません。
例の言葉の数字を統計というものに置き換えられることもよくあります。統計とは限定されたサンプルを一定の切り口で分析したことも多く、中身をよく理解していないと勘違いすることもあります。特にグラフにした時にはよく誤解が生じますね。視覚で騙されることは多くあるでしょう。
余談ですが、「ヒゲは剃ると濃くなる」というデマがあります。
実際はヒゲが太くなるのではなくて、剃ることによって毛穴が広がり太くなっているように見えるだけだそうです。
でも、実際どうかということよりも「どう見えるか」ということのほうがこのケースでは大事なため、
デマと批判することには、あまり意味がないように思えます。
なんだか論点が不明になってきましたが、要は一番大事なのは何かということですね。
それ以外は瑣末なことかと…
Posted by 木原 昌彦 at 19:26│Comments(0)