2016年04月24日

善と悪?

若い頃は白黒はっきりさせたいほうで、特に仕事では上司や経営者とよく喧嘩していました。今でも基本的な考え方はそうで、多くのケースでは白黒は脳内ではつけますが、話をする相手を事前にプロファイリングして、前提条件や論理プロセスを共有できない相手だとトラブルにしかならないので、その場合は思ったことはなるべく言わないようにしています。

白黒というとデジタル的ですが、二元論というのは私が知っている限りでは拝火教、つまりゾロアスター教に遡れるようで、キリスト教にも影響があったようです。善と悪、神と悪魔のということのようですね。

最近、国内外で日本の安全保障関連法案に対し、様々な意見があり、不毛な(?)議論が続いているようです。日本は一応、民主主義ということになっており、民主主義は多数決を基本にしています。もちろん多数意見が必ずしも正しいとは思っていませんが、一応ルールということでは尊重する姿勢でいます。

人間はこれまで様々な概念や思想を生み出しました。しかし、思想が醸成されるには多くの場合(純粋な哲学や科学思想は別にして)、経済環境に影響を受けると考えています。

私は何か思いついた時にその論理的なプロセスは別にして、なぜそう思うに至ったのかといった自分の周辺の状況を考慮するようにしていますが、演繹的な論理展開ではない部分は、そう思わせる何かが存在するような気もします。いわゆる気のせいです。

突き詰めると善と悪は所詮、立場の異なる大人の事情だったり、都合だったりしますが、最適化目的の事前設定がなければ、議論は空転し、単なる異なった目的(もしくは利害関係?)による討論になりかねませんね。事実は一つしかなくても真実は人によって異なるようです。

うーん…しばらく資産運用関係の投稿ばかりしていたので、たまには柔らかいことを書こうと思いましたが…なんとなくクリスタルではなく観念論…しかし、グレーゾーンというのは現実では広範囲な気がします…


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Posted by 木原 昌彦 at 17:01│Comments(0)
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