2016年04月24日

保険をぐるりと?

一時期、昔ながらの「ニッセイのおばちゃん」や「ニッセイレディ」などのスタイルの保険の外交員は絶滅の危機にあったようですが、最近は回復しているようです。動物の絶滅危惧種は保護されたりもしますが、本来、動物の絶滅の原因の多くは人間のせいでもあります。しかし職種となると、要は世の中に必要とされないからということで、一部の例外を除き、保護する必要はないかと思われます。戦前は、男性の専門的(?)外交員が販売していましたが、大東亜戦争で戦争寡婦が溢れ、彼女たちに何か仕事を与えなければということで政府が様々な業界に打診したところ、日本生命が手を上げたと聞いています。要は、主婦を顧客ターゲットとして、戦争寡婦の販売員に「私の主人は戦争で亡くなったので、今は大変な思いをしています。あなたはご主人が生きておられて幸せですね。でも、いつ私のような目にあうかもわかりませんよ」といった、同情と危機感を煽るセールストークだった模様です。

かつてのスタイルが通用しなくなってきたのは、いわゆる外資系保険会社スタイル(ライフプランニング)や多くの保険会社の商品を扱う店舗型やFP事務所が注目されていることと、銀行が投資信託と同様に保険商品を扱っていることが影響しているのではと思われます。保険商品の中身や営業の方の様々な情報やサポートというより、単に付き合いで加入するケースもあるでしょうが、世の中だんだん厳しくなると、(当たり前ですが)サービスの質を問われるという方向に向かっているのかもしれません。

これまで多くの保険外交員のかたとはやりとりをしていますが、なかには面白いエピソードがあります。

倒産して外資系に買われたかつてのT生命という会社の女性外交員は強烈でした。
私が新入社員だったころ、昼休みに研修先まで押しかけてきて、「あなたの先輩はみんな私から保険を契約したのよ」と意味不明なことを言ってきました。それで「それが、どうかしたのですか?」と答え、この時点で、この人から契約するのは絶対にやめておこうと思いました。その後、同期の男性から飲み会に誘われて行ってみたら、実はこのT保険のかたが企画した合コンでした。保険会社に入社したばかりの女子社員との合コンで、なんだか嫌な予感がしたので私は1次会で帰りました。2次会に参加し人から聞いた話では、2次会では保険の契約を勧められ、同期の一人はその場で契約しました。そしてその保険会社の新入社員の女性と結婚したと聞いています。
その後、T生命が倒産し、保険契約の一部が目減りするような事態になった時、安易に契約するべきではないなあと思いました。その女性外交員はしばらく顔を見せませんでしたが、ほとぼりがさめたのか、外資系により会社が新しくなったらまた顔を出すようになりました。女性は強いなあと思いました。

30代半ばの頃、会社のオフィスを訪ねてきた、中年の女性外交員がいました。新しく担当になったとのことで、挨拶にこられたついでに、当時興味を持っていた保険商品について聞きたかったので、内容の条件を伝え、後日提案書をもってきてもらいました。たしか、税制とその商品との関連性について質問したら、「そういうことはわかりません」との回答だったので驚き、なぜ保険会社に入ったのか聞いてみたら、「実は最近離婚して、アルバイトしてたのですが、それだけでは生活が苦しいので知り合いに相談したら保険を売る仕事を勧められて…」と言われました。特に同情はしませんでしたが、私の質問については調べてもらうということになりました。翌日くらいには連絡があるものかと思っていたら、1週間以上放置されたので、こちらから名刺にあった電話番号に連絡したら、当人は辞めてしまったとのことでした。

知人から聞いた話では、保険の契約を取るために、いわゆる枕営業する女性も結構いたとのことですが、なかなか厳しい世の中です。でも、生きていけるだけでも良いのかもしれません。大学生の就職が厳しかったころ、風俗業界に流れる女子学生も多かったようです。

私は一時期、ソニー生命というところでアルバイトした時と、地元で銀行員やっていた時に、多少保険の勉強した関係で、現在契約している保険は、自分で内容を調べたものと、外資系の男性外交員から教えてもらって契約したものです。でも、最近は、信頼できるかたに一元管理してもらったほうがいいような気もします。


上杉鷹山の経営学

上杉鷹山の経営学
著者:童門冬二
価格:463円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


Posted by 木原 昌彦 at 11:53│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
保険をぐるりと?
    コメント(0)