2016年04月21日

名はタイ(テイ?)を表す?他意?君の名は?

投資信託を設定・運用している会社に3社、全部で15年在籍していました。アナリストは7年くらいで、ほかは経営企画室のような部署、コンプライアンスやリスク管理、商品企画、投資顧問営業やクライアントサービス、パフォーマンスを分析する部署などに所属し、やらなかったのは計理(経理とは違います)くらいですが、自分でも基準価額の計算をたまにやっていました。

ところで投資信託には、なぜか愛称というものをつけることがあります。そういう場合には、積極的にアイデアを出しましたが、採用されたのは1度しかありません。

大学を卒業して最初に入った運用会社(11年在籍)は、販売会社である証券会社が親会社でした。ある時、社運(?)を賭けた商品(正確には製品ですが)を大体的に売り出そうということで、販売していただいている証券マンの方々に愛称を募集するということになりました。そして、出された案の一つに「あすなろ」というのがあってびっくりしました。

「あすなろって…たぶん井上靖の『あすなろ物語』のあすなろだよな…それって明日には檜になろうと頑張っても、結局なれないという、あの「あすなろ」だよな。『あすなろ白書』ってドラマもあるらしいけど、そっちは観たことないなあ。案を出したひとの教養をちょっと疑いたくなるけど、もしかして運用の失敗を願っている確信犯かも?」

マズイと思ったので、上司に進言して、候補から外すべきだと主張しましたが、いつも生意気だったので主張が通らず…なんと、その「あすなろ」が愛称になりました。「名は体(テイ?)を表す」とも、いいますが、結果としては名前の通りになりました。その会社は親証券会社が当時の日本興業銀行(第一勧銀と富士と合併して現在みずほ銀行)の命令で合併すると同時に合併しました。その後、親会社が吸収合併されて、みずほ証券になったものの、その運用会社は未だに合併されずにしぶとく残っています。ちょっと特徴のある会社でしたので。うーん…やめなければ良かったなあ…後悔先立たず…

話は変わりますが、私の名前は「〇彦」といいます。父は「源〇」で〇には同じ字が入ります。私の家系は、亡き父から聞いたところによると、大内氏を追いやったあとに、毛利に滅ぼされた陶晴賢の家来だったようで、陶晴賢が死んだあとに、毛利からオファーを受けたものの、武士は2君につかえずということで集団自決したらしいですが、一人だけ生き残ったひとがいて、毛利の部下にはならず下野し、その後、豪農かつ商売人(なぜか江戸時代には帯刀も許されたようです)になったようです。そして時代は流れ、農地改革の時に政府に土地を取り上げられたと聞いています。

本家の長男には、「源」という字をつける風習がありましたが、既に本家の直系はいなくなり、私の父が生まれた時に本家を継ぎました。私が産まれた時に本家筋の祖母が、「源」をつけるように迫ったらしいですが、父は聞き入れずに私に〇彦とつけました。てっきり父の1字をとったものと思っていましたが、ある時、一緒に酒を飲んだ時に聞いたら、意外な真相でした。父の叔父にあたる人で〇助というひとがいたそうで、早世したものの、当時、天才児と言われていたそうです。同じ字だけど、気持ちは父の叔父から取ったと言っていました。大叔父の生まれ変わりとして…でも私は天才でもなく、昔の上司に言われたところによると長生きするみたいですが…

そういえば、昔の上司で一流大学(たしか一橋)出身のかたにこんなことを言われました。

上司 「俺はいわゆる秀才だが、お前はテンサイだな!そのふざけた発想は!」
私   「いやー!それほどのことは…ありますよ!」
上司 「天の災いのほうだよ!」
私  「ええ!できれば、サトウ大根でお願いしますー」
上司 「…」

はい!今日も落ちはありませんが、最後に11年ほど在籍した会社に敬意を表してサイトのURLを…
http://www.shinkotoushin.co.jp/


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Posted by 木原 昌彦 at 21:50│Comments(0)
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