2016年04月19日

成功体験・失敗談の効用?

最近は悩むことが少なくなりました…でも若い頃は(今思えば)瑣末なことで悩んでいたような気がします。人生は選択の連続なので、どのようなプロセスを経たとしても、結果として何かを選ぶしかありません。

ところで、ハタからどう見えるか(正直そんなことどうでもいいですが)は別として、自分としてはこれまで失敗の連続でした。ごくたまに思い通りになったこともありますが、努力したというより、好きなことをやっていただけなので、まあ要するにラッキーだったのだと思われます。

最近、若い人に、悩み事を相談された時思うことは「うーん…別にたいした悩みではないなあ。死ぬ訳ではないし、そんなことどうでもいいような気がする。でも俺も若い頃、似たようなことで悩んでたなあ。悩まなくなったのは、単なる慣れだろうか…心の傷(小心者で傷心者!)にかさぶたついて保護しているのだろうか。これが、鈍感力、老人力なのか…うーん悩むなあ」という感じです。

結果として伝えるのは、自分の失敗談です。世の中は How to Success(成功本?性交本は? How to S…) の本がやたらとあり、まあ参考になりそうなものもありますが、成功者の本を読み、同じことをしたからといって成功する確率はそれほど高くないかと想像します。また、環境が変化しているのに過去の成功体験に固執すると失敗したりもします。もっとも、厳密な統計をとったわけでもないので、このブログのタイトルどおり気のせいです。逆に失敗をした場合は、単に不可抗力的なアンラッキーである場合もありますが、多くのケースでは、それなりに原因があるような気もします。成功者の真似をして成功する確率と失敗者の真似をして失敗する確率…どちらが高いと思われるでしょうか?
なので、「こういう状況でこういう判断をし、こう行動したら、こんな失敗したんだよ。だから君は俺と同じ失敗をする必要はないんだよ」という方向に持っていきます。投資では、勝つことは素晴らしいことかもしれませんが、継続する(つまり生き続ける)ためには、負けないことのほうが重要かと考えています。株式投資の格言(ほとんどは無内容なインチキな気がしますが)に「当たり屋につけ、曲がり屋に向かえ」というものがあります。しかし、うくいった投資手法をよってたかってみんなで真似をするとその有効性が薄れるケースもままあります。

また、フランスの哲学者サルトルの実存主義は、生まれたてきたこと自体にたいした理由はないし、生きていることにもたいして意味はないものの、まあそれでも生まれてきてしまって、生きているのでとりあえず何かしようという意味合いのようで、チャレンジしてみるというのも気が楽かもしれません。昔所属した会社のインテリ後輩が「まあ所詮、人生なんて暇つぶしですよ」と言っていたことも思い出しました。

最後に逃げ口上ですが、若い人!悩みがあるなら悩んでください。簡単に正解(そんなものは無いような気もしますが)を教えてもらえるとは思わず…さんざん悩んだ結果…何かが残るような気がします…

またとりとめのないことを書いてしまった…(石川五右衛門風に)


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Posted by 木原 昌彦 at 19:39│Comments(0)
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